3:君も鑑定士になれる…かも
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■ 君も鑑定士になれる…かも 【技法的なことを知る 】
これは、専門的な本を読むことで手に入れられる知識です。
幾つか、有名どころを書きますと…。
玉眼が出てきたのは平安末〜鎌倉時代からである。
薬師如来は古いものが多い。
1木造りの像は古いものが多い。
鎌倉時代の像は寄木作りが多い。
乾漆や塑像は天平時代に多く、他の時代にはほとんど作られなかった。
…の類の無数の知識の事です。
分類いたしますと、
1.造像技法的なこと (一木造り、寄木造り、玉眼、材質、下地の種類…等々)
2.歴史的なこと (仏教の渡来、各宗派の創立と衰退、信仰の形態の変化…等々 )
の2つに分けられると思います。
この、知識を押えておく事で、よりブレの少ない時代推定が可能になります。
また、多少、基準から逸脱した像であっても、この類の知識からの推理が可能になります。
例えば、技法的に言えば…
平安時代以前に玉眼の像はありえませんし、
天平時代以降の乾漆の像は、かなり珍しい…といえましょう。
歴史的に言えば…、
奈良時代には空海や空也聖人の像は作られないわけです。
(…当たり前ですが)
ただ、常に例外は存在します。
特に玉眼は江戸時代に流行ったこともあり、
平安ぐらいの彫眼の像を、玉眼の像へ改造する事がしばしば見られます。
また、何らかの理由で、像が破損した為と考えられますが、頭部だけ古く、
体幹部が新しいという、例もあります。
これら、例外は当時の修理方法を知ることで知ることができます。
(別のページ参照)
これらの例は博物館では、まず、お目にかかれないと思います。
もし、お寺などでそういった像を見かけた時は、レアものだと思って鑑賞してください。
そういった傷(まあ、博物館や美術館はそう判断するわけですが…)は、
同時にその像が歩んできた生の歴史でもあります。
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