2:君も鑑定士になれる…かも
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■ 君も鑑定士になれる…かも 【全体を見るべし! 】
耳の形や目の形…等、部分の形で年代を推測する方法があります。
確かに、それらの部分の形は各時代の特徴が現れていることが多いですし、実際、各パターンに年代分けもされたりします。
しかし、そうであっても、造像年代を推定する時はまず、細部ではなく全体から見ていきましょう。
彫刻は細部の集合体ではありません。
まず、全体の”ある主観に統合された形”があり、部分は、あくまでもその中の一部のパターンでしかありません。
部分をいくら眺めてみても、”全体を統一している一つの主観”まではたどり着けないのです。
ちょっとわかり難いかもしれないので、例えを出してみます。
細部をみて、時代を推定するやり方は、例えるなら、
象の鼻に触った盲人が、象とはこんな細長いものである!と言うのに似ています。
それは、一部事実です。
ですが、トータルで言えば…、間違っていますよね。
仏像の年代測定の場合、そこまで、話はシンプルではありませんが、
一部を全体のように思うのは、やはり、正しいやり方ではないでしょう。
まず、全体を見て、”それがどういう意識で作られているのか?”という視点を持つようにしてください。
細部は、その意識やイメージの補足として、後から見ても充分間に合います。
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