■ 不動明王立像 ■
かなり大きい像に見えませんか?でも、実物は意外に小さいんですよ。
20cmぐらいでしょうか。
彫りが非常に細かく、プロポーションもしっかりしているので、小さい像でも
大きく見えるんです。
このレベルの仕事は今では、出来る人が、なかなかいないと思います。
後ろのカルラ炎(火の鳥)まで、手を抜かずに彫っています。
像をどけて、この光背だけをみても、驚くくらいですよ。
ほんとに、彼の仕事に対する厳しさには感服します。
■ 観世音菩薩立像 ■
法隆寺の名品、救世観音を彼風にアレンジしたものです。彼が、最初に造った作品でもあります。
非常に上品なしあがりです。
彼の造るものは、荒々しいと言うより、優美で上品…しかし、中に芯が通っているという感じがしますが、この時期のものは、かえって、塊感があって、魅力的です。
■ 菩薩半跏像
木心乾漆像、造像途中 ■
天平時代に流行った木心乾漆像を造っているところです。
彼、こういうところ、本当に勉強家なんですよね。
それにしても、台座…すごいですよ。
一部の隙もないくらいに、彫り込んでいます。
■ 宝珠 ■
宝珠です。
おまけで造ったと言ってましたが…。正直、気軽によくこんなもの作るなと思います。
唐招提寺:千手観音の持物の宝珠がこの形式の物です。
非常に古風な形です。
■ 菩薩立像 ■
まだまだ、ありますが…少しづつ紹介していきたいと思います。
楽しみにしてください。