お釈迦さまといえば仏教の開祖ですが、その出生は実に驚くべきものでした。
今あかされる驚異の新事実!釈迦出生の秘密!
なにやら、ワイドショーチックですね。
今回は真面目にQ & A 形式でいきましょう。
Q1:彼は摩椰夫人(母親)の何処から生まれたでしょう? (別に性教育じゃありませんよ!)
A1:摩椰夫人がアショーカ樹の枝を手折ろうとした時に、その右脇腹より生まれた!
…なるほど、ちょっと変わった場所から生まれたんですね。
Q2:彼は生まれて何日目で歩けるようになったでしょう?
A1:誕生した瞬間に7歩、歩いたそうです。
…なるほど、彼は生まれたときから2本足歩行だったんですね。
スフィンクスも驚きです。
Q3:さて、彼は生まれて何日目に話せるようになったでしょう?
A3:7歩、歩いた後、いきなり右手を天に突き上げて「天上天下唯我独尊」と言ったそうです!
諸説あるでしょうが、直訳すれば「世界で一番自分が偉い」という意味です。
いきなり、そんなこと宣言されて、…摩耶夫人も、そうとう彼のいく末を案じたのは想像に難くありません。
摩耶夫人的に言えば、というか母親的に言えば、息子が聖人として生きていくよりは、幸せな人生を送るふつうの子であった方が幸せに感じた気もします。
「そんな自分勝手な子に育てた覚えはありません!」とは言わなかったでしょうが、
将来、母親の不安は見事に的中。彼は両親に自国の民、妻と子も見捨てて自分探しの旅に出て行ってしまいます。
凡才、ふつうの人間から見れば…超自己中心の極みに見えます。
長期的にはそんなことはないんでしょうが、短期的に見ると天才は周りを不幸にする気がします。
やっぱり、ライオンと羊はおなじ群れでは暮らせない…んですね。
【姿 】
【眷属】
釈迦三尊の場合は、一般的に向かって右手に文殊菩薩、左手に普賢菩薩を伴います。
(薬王菩薩・薬上菩薩、梵天・帝釈天などの組み合わせも少ないですが存在します。)